...そのほかいろいろ講演に附随する一切の無用な暇つぶしを拒絶したい旨希望して置いた...
芥川龍之介 「疑惑」
...思えばこの暇つぶしと云い生活のためと云う...
芥川龍之介 「毛利先生」
...道楽が半分暇つぶしが半分といふ...
阿部徳蔵 「美術曲芸しん粉細工」
...仕樣事なしの暇つぶしに...
石川啄木 「漂泊」
...新しいものを古い目で見るような暇つぶしの仕事は...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...益々閥や私党の対立が暇つぶしとしても必要かも知れない...
戸坂潤 「社会時評」
...」会話=暇つぶし=娯楽というものについて反省させるに足る示唆だ...
戸坂潤 「読書法」
...ここ二三日のうちに……駒井の殿様のお船がおつきになるまでの暇つぶしに――と申しては勿体(もったい)のうございますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...急に今夜は一つこちらで暇つぶしをしようと思ひたつて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...二人の船員がトランプで暇つぶしをしていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...今では暇つぶしであり慰みである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私は長いこと親切を尽しても結局暇つぶしに終りそうな人々を知っております...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...無作法な・恥ずかしい・不正な・暇つぶしであるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その暇つぶしにやっていたものだと思うが...
山本周五郎 「青べか物語」
...暇つぶしに困っているわけではない...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...おかげで私はすっかり仕事が閑散になったので、その暇つぶしに、私が警視庁の第一捜査課長を辞職して、日本を去るに至った、その失敗の思い出話として、この事件を書いて見る気になったものである...
夢野久作 「暗黒公使」
...おもわぬ暇つぶしを取りもどすべく急ぐように...
吉川英治 「大岡越前」
...もうくだらぬ暇つぶしはやめて...
吉川英治 「親鸞」
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