...やっと御時宜が合いましたね...
...御時宜が悪くて、参加できずにすみません...
...会議の御時宜を調整しましょう...
...御時宜を逸してしまいました...
...御時宜にあったお土産を選んだ...
...ちょいと御時宜(おじぎ)をしただけだった...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...やはり前と同じやうに愛想よくお時宜をしてゐるでせう...
芥川龍之介 「貝殼」
...」相手の河童もお時宜をした後...
芥川龍之介 「河童」
...きょうは丁寧(ていねい)にお時宜(じぎ)をしたなり...
芥川龍之介 「河童」
...丁寧にお墓へお時宜(じぎ)をした...
芥川龍之介 「年末の一日」
...今更恬然(てんぜん)とK君と一しょにお時宜をする勇気は出悪(でにく)かった...
芥川龍之介 「年末の一日」
...何の義理時宜(じんぎ)に...
泉鏡花 「怨霊借用」
...それらを生存競争の闘技場に送り込むのも時宜に適するものではないか...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...いわば偶々時宜に適した(?)か当ったか...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...間に合う・時宜に適する...
戸坂潤 「辞典」
...この試みは非常に時宜に適したものであることは間違いないが...
戸坂潤 「社会時評」
...こうした非歴史的な哲学体系が何より時宜に適したものであったに相違ない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...主義に反したる時宜と便宜との暴戻であって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...時宜にも合はないおまへの陽気な顔を眺め...
中原中也 「山羊の歌」
...この用心は確かに時宜(じぎ)を得たものであった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...これはまったく時宜に適した処置で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...私は何と云ふべきであらう? あゝ時宜(じき)を得た滿足な答へを思ひつかせてくれるやうな妖精(スピリット)はゐないのか! 空しいのぞみ! 西の風は私の周圍の常春藤(アイヴイ)に囁いたけれどどの優しいエイリエル(妖精の一つ)も言葉の仲介物としてその息を貸してはくれない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その花の莖のやうな頸を少しかしげてちらつとお時宜をしたが...
堀辰雄 「顏」
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