例文・使い方一覧でみる「是非とも」の意味
スポンサーリンク...是非とも被征服階級自身の心中に... 
大杉栄 「征服の事実」
...是非ともこの莫大な金額を不生産的に費やさねばならぬのであるから...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...きょうは是非とも...
太宰治 「走れメロス」
...私は是非とも樹明居の記を書かなければならない（緑平居の記...
種田山頭火 「行乞記」
...であるからして空間の根源性を知るためには是非とも空間直観にまで到着する必要がある...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...是非とも聽きとどけて頂きたいお願いがあるんですよ！……」彼はそばの椅子に帽子を置くと...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...是非とも正枝が預ってくれなければいけないと主張した...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...いや是非ともさがし出さなければならない！」実際マリユスは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...是非ともそうしなければならないと心を痛めながらも確信した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかるに学制の上ではこの旧穢多もまた普通の人民であるから是非とも就学させねばならない...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...（おろくのあとに付き安兵衛の部屋へ入る）只今の一両の口を是非ともお世話なすってくださいまし...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...殊に我輩が日本女子に限りて是非とも其智識を開発せんと欲する所は...
福沢諭吉 「新女大学」
...痘瘡は百人の内九十九人までは是非とも一度病むべき大病なれども...
福澤諭吉 「養生の心得」
...是非とも、もう一辺あの村へ逆襲して……」恰度、あの頃から彼等二人は奇妙な癖が生じて、冗談につけ真面目につけ、稍ともすれば、どぎつい調子の声色で芝居の科白をつかつて言葉を交へるのが常習であるかの如きであつた...
牧野信一 「武者窓日記」
...もっとも、それを、責めるわけにはいかないのだ――闇太郎の、この種の技巧は、江戸切ッての目明し、岡ッ引の、心眼をさえ、何度、くらまして来ているか、わからないのだから――「そんなわけで、黒門町の姐御に、是非とも、一刻も早くこのことをお耳に入れなけりゃあ、お杉さんにあッしが済まねえ――吉ッつぁん、姐御、この寺にいるなら、早速知らせて上げておくんなせえ」「いうにゃ及ぶだ――お杉さんはまさか口は割るめえが、浪人衆の方の門人か何かが、行く先を知っていて、しゃべってしまえばそれッきりだ」と、前庭を、書院座敷の方へ駆け出す吉のあとから、闇太郎は、ぬからず跟（つ）いて行った...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...地方の特色を一番手近に察知するのに是非とも寄らねばならない場所がある...
柳宗悦 「地方の民藝」
...是非ともあの石切場の横の...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その旨をよく説いて、八月中旬（なかば）までに、是非とも、確かな剣客共を連れて来て欲しいのじゃ』『八月中旬（なかば）に、何事かあるのでござりますか』千坂兵部は口をつぐんだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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