...彼女はその仕事を是が非でもやり遂げようとした...
...是が非でも試合に勝ちたいという気持ちで練習に励んだ...
...この映画を是が非でも観たかったので、劇場まで遠くても足を運んだ...
...規則に従わずに是が非でも自分のやり方でやるというのは、時に危険を伴うことがある...
...是が非でも彼を助けたいという思いから、彼女は危険を冒して山に入った...
...是が非でもおれはこの恋を遂げて見せるぞと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...是が非でもあの結婚を押し通す肚と見えますね?」と...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...しかも是が非でも自分の信仰心を示さなくっちゃならないような土壇場(どたんば)じゃないかい! おいどうだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その倒れた方を是が非でも自分の行路と定めようということなどは...
中里介山 「大菩薩峠」
...是が非でもと言つた意氣込がほの見えるのも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...是が非でも思ひ立たなければならなかつたのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...是が非でも下手人を搜し出して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...是が非でもチンピラの死体をひきあげようと...
久生十蘭 「あなたも私も」
...是が非でもこいつをモノにしようと鼻血の出るほど意気込んでいただけに...
久生十蘭 「魔都」
...「是が非でも指させずにおくものか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...二どうして、それほど今朝(けさ)の外出を秘密にしておく必要があったかを合点して貰うためには、是が非でも、少し以前からのいきさつを説明しなければならぬのだが、それは、今の私には、ほとんど我慢のできないほど面倒な仕事であるし、読者にも退屈だろうと思うが、ほんの二三枚だけ、どうしても話の筋道を立てるに必要已むを得ない骨子だけは省くわけにゆかない...
平林初之輔 「秘密」
...是が非でも会って来るつもりだから...
夢野久作 「少女地獄」
...興にふれると是が非でも...
吉川英治 「江戸三国志」
...すると一艘の蒙衝(もうしょう)(皮革艇)に乗って、こよいの奇襲船隊の闘将、呉の黄蓋が、曹操を討ちとる時は今なり、是が非でも、彼の首を挙げんものと、自身、快速なそれへ乗り移って、曹操を追いかけてきた...
吉川英治 「三国志」
...是が非でも引っ捕えて...
吉川英治 「新書太閤記」
...すると大機は、門番の言葉じりを取って、「主人の意志を聞いてみぬのに、まるで主人かのような面構えして、追い返そうとは怪しからぬ、是が非でも、但馬どの自身の口から返答を聞きたい...
吉川英治 「柳生月影抄」
...是が非でも「女房を持たせてくれ」と切りだしたものなのさ...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
...今日こそ是が非でも仲直りしなけりゃあ』とカテリーナ・リヴォーヴナは決心して...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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