...その屈託のない行書の文字の跡を昧爽の夏の空気の中にぼんやりと見た印象は...
安倍能成 「初旅の残像」
...毎朝昧爽(よあけ)から朝飯時まで...
石川啄木 「足跡」
...毎朝昧爽(よあけ)から朝飯時まで...
石川啄木 「足跡」
...暁(あかつき)に至る昧爽(あけぐれ)なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...一日昧爽(まいそう)...
中島敦 「斗南先生」
...それほどパリの昧爽の空は明るく...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...五月一日(一九三九年)の昧爽...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...たちばなの昧爽時(かわたれどき)や古館(ふるやかた)五月雨頃(さみだれごろ)の...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...天人の衣(ころも)はけむりのようにうすくその瓔珞(ようらく)は昧爽(まいそう)の天盤(てんばん)からかすかな光を受(う)けました...
宮沢賢治 「インドラの網」
......
三好達治 「艸千里」
...」茶山は文化十二年二月某日昧爽に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...家の玄関には昧爽より轎丁(かごかき)が来て待つてゐて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...東町奉行跡部良弼に密訴す吉見九郎右衛門 東組同心 暴動当日の昧爽(まいさう)...
森鴎外 「大塩平八郎」
...十三日の昧爽(まいそう)に...
森鴎外 「渋江抽斎」
...今朝の昧爽(まだき)より心地何となく清々(すが/\)しきを覚えつ...
夢野久作 「白くれない」
...あくる日の昧爽(まだき)に浜崎を立ち出で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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