...そして「コルドバ」の名を呼んでいるとまるで昔ばなしにきいた不思議な都のような気がしてなりませんでした...
アミーチス 日本童話研究会訳 「母を尋ねて三千里」
...おばあさんから時計屋敷の昔ばなしを聞いて...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...「ヨーロッパまで」が脇道の昔ばなしにはいって...
大杉栄 「日本脱出記」
...(この「光雲翁昔ばなし」は大正十一年十一月十九日(日曜日)の夜から始め出し...
田村松魚 「幕末維新懐古談」
...昔ばなしを子供達にきかせる親ででもあるかのように...
知里真志保 「生きているコタンの銅像」
...昔ばなしをするのが好きだった...
火野葦平 「花と龍」
...映画昔ばなしに夜を更かす...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いろ/\な奇怪な昔ばなしを...
正宗白鳥 「雨」
...私はその昔ばなしを思ひ浮べた...
正宗白鳥 「雨」
...――祖母から聞かされた昔ばなしのうちでは...
正宗白鳥 「雨」
...――長崎の昔ばなしには...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...昔ばなしの中の都となっている...
宮本百合子 「あとがき(『モスクワ印象記』)」
...私の発言はすべてうやむやな世間話や発作的にはじまる母のくり言や昔ばなしに消え...
山川方夫 「愛のごとく」
...昔ばなしのほかに聞いたこともないし...
山本周五郎 「青べか物語」
...求められれば気持よくいつものとおり昔ばなしをした...
山本周五郎 「柳橋物語」
...伊吹の昔ばなしだの...
吉川英治 「私本太平記」
...忠顕は苦笑し「――そのような昔ばなしはまず措(お)くといたしましょう...
吉川英治 「私本太平記」
...まるで遠い遠い昔ばなしの事でもあるように...
吉川英治 「源頼朝」
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