...最も誤解され易い素質と...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...および子宮で起き易い移動についての彼の記載は解剖学の実際的な知識を示している...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...魚が腐り易いからだという...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...私は何ごとにも有頂天になり易い性質を持つてゐるが...
太宰治 「思ひ出」
...心理学者も亦自分の取り扱う空間を本来の形に於ける空間と想像し易い...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...いやっけな病気だね」「乳癌は一番直り易いというじゃないか...
外村繁 「日を愛しむ」
...この眼の対象になり易いからだ...
豊島与志雄 「文学以前」
...後出の分り易い文字に書き直すことはあり得るのでありまして...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...いささか難い易いの差はあれ...
永井隆 「この子を残して」
...過冷却が起り易い...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...腹を切るのも易い事だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ましてそれは心の動き易い行く春のこととてなほさらである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...親しみ易いものとして迎へられた...
三木清 「歴史哲學」
...あんな壊れ易いものは面白くありません...
三好達治 「オルゴール」
...しかし一方のいい分とすると瀬戸物は破れ易いといわれるかも知れませんが...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...「江戸ッ子」というよりも「現代東京人」と云った方がわかり易い...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...自分の芸の欠点を最も看破し易い位置に座っている監督の耳目に対して責任を負いつつ舞い謡うのが正直と思う...
夢野久作 「能とは何か」
...油断も生じ易いものでございますゆえ――」――ふたたび名馬書写山の鞍に回(かえ)ると...
吉川英治 「黒田如水」
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