例文・使い方一覧でみる「昏々」の意味
スポンサーリンク...昏々（こんこん）と下（くだ）って来るのだった... 
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...葉子は昏々（こんこん）として熱も光も声もない物すさまじい暗黒の中にまっさかさまに浸って行った...
有島武郎 「或る女」
...われらは皆昏々として眠つて居る...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...二人は昏々として眠った...
海野十三 「空中漂流一週間」
...昏々（こんこん）として眠っている間に...
中里介山 「大菩薩峠」
...渠は昏々（こんこん）として幾日か睡り続けた...
中島敦 「悟浄出世」
...昏々として麻睡させられて居たのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大尉は昏々（こんこん）と死んで行きました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...遊び疲れた子供のやうに昏々として眠つてしまふのであつた...
牧野信一 「Ｆ村での春」
...昏々と前後不覚に寝入つてゐる栄之丞の...
正岡容 「吉原百人斬」
...昏々（こんこん）と眠り続けると...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...“自分”は昏々と昏醉状態に陷りますけれども...
吉川英治 「折々の記」
...昏々（こんこん）と眠りに落ち...
吉川英治 「三国志」
...昏々（こんこん）と光をかくし...
吉川英治 「三国志」
...昏々（こんこん）としていた病人は...
吉川英治 「新書太閤記」
...あとは昏々（こんこん）と仮死の空骸（むくろ）をどこかに抛（ほう）り込まれていたのだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...昏々（こんこん）としていた紋日の虎...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...勘兵衛は昏々（こんこん）とふかい寝息の中にある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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