...長崎から江戸まで早駕籠をもつて參着...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...榮之助たち長崎通詞は十日間くらゐの早駕籠で筒井...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...早駕籠で飛ばしてどこへどう落着こうとするのだか...
中里介山 「大菩薩峠」
...その前を一挺の早駕籠が威勢よく駈けて通る...
中里介山 「大菩薩峠」
...おのずから早駕籠になってしまうのでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...自然の勢いで早駕籠のようになっていたのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...二梃の早駕籠を東川の辻に待たして置いてくれ」「はい畏(かしこ)まりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...早駕籠で直ぐ江戸へ取つて返したやうなわけで御座います」稻葉屋は靜かに語り終つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...早駕籠(はやかご)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さっきから早駕籠がくっついて来るんです...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……いってえ、その早駕籠は、どのへんからついて来た」「古梅庵の角でこっちの駕籠があがると、それから、ずっとくっついて来ているんです」「その駕籠に乗ったやつの顔は見えなかったか」「ええ、見ましたとも! 高島田に立矢の帯の、てえした別嬪ですぜ」「畜生ッ、お八重のやつだ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……おれに痺れ薬を嚥ませてその間に早駕籠の用意をし...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...流星のように東へ飛ぶ早駕籠一挺...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...わざわざ越後から早駕籠で取りよせたということで」「四人の襟を嗅いでみると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...公用の使いらしい早駕籠(かご)も通るし...
山本周五郎 「風流太平記」
...四枚の早駕籠をすぐよこすように」「あなたが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼はまたすぐ早駕籠で...
吉川英治 「大岡越前」
...早駕籠二挺づれであった...
吉川英治 「大岡越前」
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