...主客の対話起座の態度等一に快適を旨とするのである...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...仏教は必ずしも肉食妻帯を禁ずるをもって一宗の要旨とするにあらず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...この土地で「學校の姉さん達」と呼ばれてゐる忍從を旨とする婦人宗教團の團員達も...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...ついには実着な勧業を旨とする博覧会でさえ...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...清浄高潔無為恬淡を旨とする...
高木敏雄 「比較神話学」
...又 Basic では措辭法にも制限を加へ、簡單、直截を旨とする...
高田力 「ベーシック英語」
...高めてもゆくことを本旨とする現代の国家とはその精神の全く違っていたむかしの政治形態においては...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...伊藤侯は果して衆議院の多数少数を以て内閣進退の条件と為すを趣旨とするや否やに在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...閑寂を旨とする茶会の如きは彼れの到底堪ゆる所に非ればなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...これを奥州への宣旨とする...
中里介山 「法然行伝」
...また若しこの一文が芥川氏に読まれる事を本旨とするならば...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...その頃まで勤倹質素を旨とする風習が残っていたので...
浜本浩 「甘い野辺」
...主人の常言に家内安全を主とし質素正直を旨とするはすこぶる有力なる教えにして...
福沢諭吉 「教育の事」
...これやがて歌ふを旨とするなるわが国の歌を...
正岡子規 「人々に答ふ」
...思を述ぶるを旨とするとは...
正岡子規 「人々に答ふ」
...理を談ずることを旨とする一大文學雜誌を發行せむとおもへども未だ果さず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...一つは個性の表現を旨とする個人的作品であり...
柳宗悦 「工藝の道」
...父の石舟斎は家康公の問に答え――柳生流は大乗の剣をもって本旨とするとお答えなされた」「大乗小乗も臨機でございましょう...
吉川英治 「柳生月影抄」
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