例文・使い方一覧でみる「日高郡」の意味

...この日高郡をめざして一散（いっさん）に安珍殿を追いかけたものだ」「なるほど」「それから安珍殿が... この日高郡をめざして一散に安珍殿を追いかけたものだ」「なるほど」「それから安珍殿がの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...なにしろ、それぐらいの執念ですから、この日高川の上、日高郡一帯には、まだ清姫様の怨霊（おんりょう）が残っているのですね」「怖いことでございます」「その怨霊が雲になって、この日高郡の空へ現われる、それ、あちらに見える鉾尖（ほこさき）ヶ岳（たけ）から、こちらに遠く白馬（しらま）ヶ岳（たけ）まで、一筋の雲がずーっと長く引いた時は大変だ、それが今いう、清姫様の帯だ」「まあ、鉾尖ヶ岳から、白馬ヶ岳まで……」「そうそう滅多にそんなことはないがね、五年に一度とか、十年目とかに、それが現われる」「それが現われると、どうなるのでございます」「それが現われたら、大変だ、この竜神村一帯に大災難が起る」「それはホントでございますか」「ホントにも嘘にも、昔からの言い伝えで、その時は、村中の御祓（おはら）い、御祈祷（ごきとう）、お慎（つつし）みをするのだ」「その雲は夜でも……」「夜でも昼でも、それが現われたが最後じゃ……それをいちばん初めに見た者が、あの竜神様へお告げ申して、お祈りをする、それを隠してでもいようものなら、その人には、きっと清姫様の怨霊がたたって、生きながら蛇になる」「そんなことがあるものでしょうか」「あるかないか、昔からの言い伝えじゃ...
中里介山「大菩薩峠」

...いずれも以前蜥蜴を崇拝した遺風であろう（紀州日高郡丹生（にゅう）川で... いずれも以前蜥蜴を崇拝した遺風であろう川での読み方
南方熊楠「十二支考」

...日高郡南部町などは夏日海浴する小児が鮫に取られた事少なからず...
南方熊楠「十二支考」

...日高郡川又で聞いたは... 日高郡川又で聞いたはの読み方
南方熊楠「十二支考」

...日高郡奥などに馬なき地多かった... 日高郡奥などに馬なき地多かったの読み方
南方熊楠「十二支考」

...紀州日高郡上山路村で聞いたは... 紀州日高郡上山路村で聞いたはの読み方
南方熊楠「十二支考」

...また日高郡上山路（かみさんじ）村は... また日高郡上山路村はの読み方
南方熊楠「神社合祀に関する意見」

...また日高郡原谷（はらたに）という所でも... また日高郡原谷という所でもの読み方
南方熊楠「神社合祀に関する意見」

...また日高郡矢田村の大山神社は... また日高郡矢田村の大山神社はの読み方
南方熊楠「神社合祀に関する意見」

...今も日高郡などは... 今も日高郡などはの読み方
南方熊楠「神社合祀に関する意見」

...すでに日高郡には大塔宮が熊野落ちのおり経過したまえる御遺蹟多かりしも...
南方熊楠「神社合祀に関する意見」

...紀州日高郡産湯（うぶゆ）浦という大字の八幡宮に産湯の井あり... 紀州日高郡産湯浦という大字の八幡宮に産湯の井ありの読み方
南方熊楠「神社合祀に関する意見」

...日高郡妹尾に在て... 日高郡妹尾に在ての読み方
南方熊楠「蓮の花開く音を聽く事」