...春の日永の晝寢にもあきたるにや...
大町桂月 「春の筑波山」
...がまた日の短い頂上の冬至を過ぎると今度は反対に少しずつ延びてきていよいよ春にはいったとなるとよほどもう日永(ひなが)の心持がしてきます...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...その「日永」の方は春の季題になっています...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...その上夏は暑さに苦しんでその日永の心持を味わういとまがないのに反し...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...今は春の日永のいなか道に見出す位のものであろう...
高浜虚子 「丸の内」
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内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...日永くなりて薄暮の庭に雀多く来る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...日永、半日たつてゐた青いお目々は牡丹をみつめ黝いお鼻は匂ひにぬれて...
新美南吉 「仔牛」
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野口雨情 「雨情民謡百篇」
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野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
...千八百八十年五月八日永眠...
北條民雄 「頃日雑記」
...一、長閑(のどか)、暖(あたたか)、麗(うららか)、日永(ひなが)、朧(おぼろ)は春季と定め、短夜(みじかよ)、涼(すずし)、熱(あつし)は夏季と定め、冷(ひややか)、凄(すさまじ)、朝寒(あささむ)、夜寒(よさむ)、坐寒(そぞろさむ)、漸寒(ややさむ)、肌寒(はださむ)、身(み)に入(しむ)、夜長(よなが)は秋季と定め、寒(さむし)、つめたしは冬季と定む...
正岡子規 「俳諧大要」
...かく一定せし上は日永夜長は必ず春秋に用うべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...同じ部に枇杷(びわ)の木に夏の日永き田舎かな太虚(たいきょ)とある...
正岡子規 「病牀六尺」
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正岡子規 「墨汁一滴」
...とんてんかん鍛冶屋(かぢや)の小僧(こぞう)さんはだかんぼ春の日永(ひなが)をとんてんかん...
水谷まさる 「歌時計」
...「五月九日永井栄安...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...初期の浮世絵師が日永(ひなが)にまかせて丹青の筆をこめたような...
吉川英治 「江戸三国志」
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