...今晩の空には日月星辰がきれいに輝いている...
...彼の詩には日月星辰をモチーフにしたものが多い...
...古代中国では日月星辰を重んじる信仰があった...
...夜中には窓から日月星辰が見えるのが好きだ...
...私は日月星辰を見ると不思議な気持ちになる...
...しかして日月星辰はただこの霊気の中に輝く団塊である...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...日月星辰山川草木と幾多の潤色がしてある...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...宗教史の初めは自然崇拝であり、日月星辰、山川草木、禽獣虫魚に至るまで、なんらかそれらに偉大なる霊力を感ぜしむるものあれば、直(ただ)ちにこれを信仰の対象としてその前に額伏(ぬかふ)し災厄祓除(ふつじょ)、幸福希求の祈祷を捧げたが、人心の統一を欲するや、やがてはその宗教は進化し、多神中の最有力なるものを発見して他を支配せしむるに至り、ついには純然たる一神教とまでなったのである...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...まず目にはいるものは日月星辰...
大杉栄 「獄中記」
...三日月星辰(じつげつせいしん)の運行...
高浜虚子 「俳句への道」
...日月星辰(じつげつせいしん)の運行昼夜の区別とかいうものが視覚の欠けた人間には到底時間の経過を感じさせる材料にはなるまい...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...日月星辰風雲雷雨の諸神を従祀されたのである...
豊島与志雄 「文学以前」
...其の中で日月星辰山龍華蟲は...
内藤湖南 「染織に關する文獻の研究」
...悪獣毒蛇でも、馴染(なじ)めばなじめるのだから、日月星辰にも、近寄ろうとすれば近寄れない限りはないと想いつつあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...同時に日月星辰の運行の理に...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...今の秩序ある太陽系は日月星辰(じつげつせいしん)の区別を失って...
夏目漱石 「思い出す事など」
...日月星辰(せいしん)の運行も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...日月星辰の運転、風雨雪霜の変化、火の熱きゆえん、氷の冷(つめた)きゆえん、井を掘りて水の出ずるゆえん、火を焚きて飯の出来るゆえん、一々その働きを見てその源因を究むるの学にて、工夫発明、器械の用法等、皆これに基かざるものなし...
福沢諭吉 「学校の説」
...日月星辰(じつげつせいしん)の光りもことごとくその大光明に掻き消されてしまって...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その他、日月星辰、風雨明暗、山川草木等の森羅万象に関する背景、その他の大道具、小道具、舞台設備等いうものは絶無で、ひたすらに舞い手(主として主演者)の表現力によって、実物以上に深刻に美しく印象させられて行くばかりである...
夢野久作 「能とは何か」
...又は……これから舞いはじめる……とか……これから狂う……とか……これが私の誇りである……境界である……悲しみである……喜びである……とか……ここが大切な処である……とか……これから曲の気分がかわる……とか……これで一段落である……とかいう心を如実に見せ、又は山川草木、日月星辰、四時花鳥の環境や、その変化推移をさながらに抽象して観客の主観と共鳴させるなぞ、その変化応用は到底筆舌の及ぶ範囲でない...
夢野久作 「能とは何か」
...その上には日月星辰が晴れやかにめぐりめぐっております...
夢野久作 「鼻の表現」
...日月星辰を描いてある灰色の幕のかげて...
吉川英治 「江戸三国志」
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