...木下の意はキリスト教の精神に基いて社會主義の宣傳を試むべく一旗揚げよといふのでありました...
石川三四郎 「浪」
...一旗揚げるつもりで上海(シャンハイ)へ走るところであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...如何に相当の実力がありとはいえ顔馴染の無い土地へ来ての全く素人出の旗揚げでは無理のないことでもあるそうして大阪へ帰ったが...
中里介山 「生前身後の事」
...勤王(きんのう)の旗揚げの軍備金だとか言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...近いうち両国でまた一旗揚げる都合ですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...一旗揚げてみようというのでございますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...二度の旗揚げをしようという運びになっていることを福村が...
中里介山 「大菩薩峠」
...一旗揚げようというのはともかくエライことでないことはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...お角が両国橋へ旗揚げの資本も...
中里介山 「大菩薩峠」
...胆吹へ籠(こも)って旗揚げでもする意気組みで...
中里介山 「大菩薩峠」
...一旗揚げれば天下に敵する諸侯はあるまい徳川中古の回復諸侯とあっぱれ言われろしッかりしなさいチャカポコ チャカポコチャカポコ チャカポコ次には会津の蝋燭親方(ろうそくおやかた)お前はほんとに忠義なお人だ四五年このかたふんぱつ勉強二十余万の僅かなお高でかくまでするのは感心感心今に奸徒が鎮静したらば百万石には請合いなるぞえなおなおこの上しッかりやらかせ因備(いんび)の腰抜け...
中里介山 「大菩薩峠」
...報知講堂で文芸落語旗揚げ祭をやった時には...
正岡容 「わが寄席青春録」
...三十年頃神田の新声館に旗揚げした人形芝居がそれであった...
山本笑月 「明治世相百話」
...粂八の旗揚げ女が女に扮するのが今の女優...
山本笑月 「明治世相百話」
...まずこれが本当の旗揚げ...
山本笑月 「明治世相百話」
...旗揚げ以来のワキ役たる坂東鶴枝は...
山本笑月 「明治世相百話」
...このとき芳町の芸者米八が千歳米坡(ちとせべいは)と名乗って伊井蓉峰と共に吾妻座で新派の旗揚げ...
山本笑月 「明治世相百話」
...二度と再びこの河を越えて一旗揚げた例がない……「河向う」という言葉と「絶望」という言葉とは...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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