...新兵衛の大きな茅(かや)ぶきの母屋(おもや)がまる出しになっていた...
伊藤左千夫 「落穂」
...小雨の降るのに自分はまた新兵衛の家に遊びに行った...
伊藤左千夫 「落穂」
...賃餅の予約と新兵衛餅新宿に移って二年目...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...御一族の新兵衛尉朝盛さまの御様子が...
太宰治 「右大臣実朝」
...和田新兵衛尉朝盛さまが...
太宰治 「右大臣実朝」
...おそらく新兵衛ではあるまいということ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「喫驚(びっくり)したかな、田中新兵衛だよ、示現流(じげんりゅう)の、主水正正清(もんどのしょうまさきよ)の田中新兵衛だ」「うむ――また出たか」「今度は果し合いの申込みなんて、そんな野暮(やぼ)な真似(まね)はせぬから安心し給え、おいも、久しぶりで京都へ入るのだ、いい道連れを欲しいと思っていたところへ君が来たので嬉しいよ、昔のことは忘れて、旅は道連れの情けを以て、つき合ってくれ給え」いかにも、そういう声は田中新兵衛である...
中里介山 「大菩薩峠」
...君の行くところへ僕も行こうではないか」田中新兵衛は極めて親しみを以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...竜之助と、新兵衛と、譲とは、ぴたりと路中のある地点に歩みをとどめて突立ちました...
中里介山 「大菩薩峠」
...近よるは危険千万だからおとどめ申すのだ」「何を」田中新兵衛がいきり立って進んだと見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...儀八と新兵衛も母屋に引取り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...楽に寝られるだろう」「ヘエ――これでございます」番頭の新兵衛は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...銭形の親分」伊勢屋新兵衛の顔には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この伊勢屋新兵衛はな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...(矢崎新兵衛の「枕をならべて...
火野葦平 「花と龍」
...前年御書中に被仰下候大阪えびすじま筑前屋新兵衛とやら...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今日病院大工棟梁越後屋新兵衛へ転陣...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...脇屋(わきや)新兵衛とよぶ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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