...目新しい風物と経験とはここに思い出せぬ程多かった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その代りとして興るべき新しい風景に対する興味は今日においてはいまだ成立たずにいるのである...
永井荷風 「日和下駄」
...この新しい風習がいつ頃から起ったかを考えなければならない...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...つとめて新しい風聞に接するようにしていた...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...其の代(かは)りとして興るべき新しい風景に対する興味は今日(こんにち)に於ては未(いま)だ成立(なりた)たずにゐるのである...
永井荷風 「水 附渡船」
...一向使ったようにもない商売物の真新しい風呂桶を見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...新しい風の吹いてくる時...
萩原朔太郎 「宿命」
...新しい風のように彼の中で強くなりつつあった...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...憧れの夢の新しい風を感じた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...ローラは次々に展開されて来る新しい風景を口を極めて賞め讚へながら――...
牧野信一 「南風譜」
...新しい風の最初(いやさき)の歎きの息に...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...新しい風俗に従って字というものを捨ててしまわなければならぬ...
柳田國男 「名字の話」
...新しい風をいれて...
山本周五郎 「桑の木物語」
...ともかく新しい風が吹きだすんだわ...
山本周五郎 「めおと蝶」
...色気のある事――新しい風(ふう)付きであればなお結構――イヤラシイ位であればなおなお結構である...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...話しながらも塩野はもう何か新しい風景を見つけたものか...
横光利一 「旅愁」
...教育を受けた若い婦人が進んでそれらの職業に就くという新しい風潮を祝福した...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
便利!手書き漢字入力検索