...一つずつ数えるように上がって...
芥川龍之介 「偸盗」
...物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を...
泉鏡花 「海神別荘」
...数える程しか人家のない離れ島...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...何人も数えることのできないほどの大多数だ...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...病臥(びょうが)していて実際鶏頭の数を数えることが出来なかったので...
高浜虚子 「俳句への道」
...商店なぞというものはほんの数えるくらいしかなく...
橘外男 「逗子物語」
...東京市民をニヒリストの思想に導いた責任者の一つとして電気局を数えるような事が全くないとは限らないような気もする...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...及び例えば週刊朝日・サンデー毎日・アサヒグラフなどの類――を数えることが出来るだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...今中次麿著『独裁政治学叢書』全四冊をも数えることが公平だと思う...
戸坂潤 「読書法」
...それを一つ一つ数えると...
中井正一 「言語は生きている」
...その徳に化せられるもの十余万人を数えるようになったということです...
中里介山 「大菩薩峠」
...国籍の方はあげて数えるのも愚かである...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...手を休めて数えると...
火野葦平 「花と龍」
...ほかの人は獲物の証券類を数えるあまり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...北国には窯数が数えるよりないのであるから...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...ミーと数える代りに...
柳田国男 「故郷七十年」
...「あのお寺では夜になるとお金を数える音がする...
夢野久作 「ツクツク法師」
...ことに運転し始めたばかりの臨時汽車は人が知らないのでほとんど数えるほどの人数しか乗らない...
和辻哲郎 「停車場で感じたこと」
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