...しかしどちらも同様に尊敬するなどと云ふことは...
芥川龍之介 「解嘲」
...尊敬するに足る女性がひとりいる...
太宰治 「パンドラの匣」
...しかし、この人には理性と実行力があるのだと、尊敬する気持で、ぼくは、ネルチンスキイを捜す、川北氏のあとについて行きました...
田中英光 「オリンポスの果実」
...尊敬するロボットのみなさま...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...自己を尊敬する紳士にふさわしい態度で...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...尊敬する先輩に盃を進められ...
外村繁 「澪標」
...世界を統ぶる法則を尊敬する...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...これで失敬する...
豊島与志雄 「電車停留場」
...自分の仕事を尊敬することを知つてゐる者がゐると...
中原中也 「生と歌」
...あなたを聖者として尊敬するでしょう……」夫人は一言も答えなかった...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...この後(のち)あるいは君の生死を掌握するかもしれないような人間を尊敬するような...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...奈辺に飛ぶか計り難い――貴兄の尊敬するフアウスタスも云つてゐるぢやありませんか――あんな飲助連中の言葉に乗つたら自業自得の火酒にその身が焼かれるのも忘れるであらう...
牧野信一 「ゾイラス」
...「おい三田公、俺は失敬するぜ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...世間の尊敬することも大きかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今日はこれで失敬する...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...そしてその時から遽(にわか)に父を尊敬する念を生じた...
森鴎外 「カズイスチカ」
...入れ代わってわれわれの神を敬する同胞が...
柳田国男 「雪国の春」
...将軍の武勇を尊敬するものです...
吉川英治 「三国志」
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