...煤黒(すすぐろ)き手に何をかも攫(つか)むとすらむ...
石川啄木 「詩」
...引攫(ひっさら)って...
泉鏡花 「薄紅梅」
...モスクワには攫客(すり)が多(おほ)いとか...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...要は「たましひ」を攫むか攫まないかにある...
相馬御風 「実物と模型」
...金は時たま三十四十と攫(つか)んでは来るが...
徳田秋声 「新世帯」
...いわゆる天下の大勢を既に来(きた)れるに攫(つか)み...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...子供を攫ったということは極めてよく聞いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...何に昂奮(こうふん)して海嘯に攫われて死にたいなどと云うのか...
夏目漱石 「行人」
...ちょっと攫(つか)んでみろと云うから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...さうして幾(いく)百となく器械(きかい)で吹(ふ)き上(あげ)られる風船(ふうせん)を一(ひと)つ攫(つか)んだら...
夏目漱石 「門」
...どれ」と無作法(ぶさほう)にも吾輩の襟髪(えりがみ)を攫(つか)んで宙へ釣るす...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...横合から五千両を攫(さら)われて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...攫(さら)われたのだ」「でも...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...本棚の上に置いてあった小さな手携電燈を引ッ攫うと...
久生十蘭 「魔都」
...米国住黒人の談に昔青橿鳥その長子を鷹に攫(つか)み去られ追踪すれど見当らず憊(つか)れて野に臥す...
南方熊楠 「十二支考」
...二羽攫(つか)み出して...
森鴎外 「雁」
...攫(さら)うように懐中(ふところ)へしまいこんで...
吉川英治 「魚紋」
...そのうえ風に攫(さら)われかける...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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