...さうして最初には屡自信の動搖を感じて失望したり寂しがつたりした...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...背の鞄を搖り上げた...
石川啄木 「鳥影」
...東京の家は地震でも搖れたら危い位...
石川啄木 「天鵞絨」
...なまぬるの風に搖えて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...晩夏の朝のことだから畑には露を帶びた農作物の青い波が眼の屆く限り風に搖られつつうち續いて居た...
橘樸 「支那を識るの途」
...搖れもせずにさがっていた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...心中の大變な擾亂・動搖を免れない...
中島敦 「かめれおん日記」
...馬車が急にぐらりと搖れる...
長塚節 「商機」
...小屋へ腰を掛けて居ると鶺鴒(せきれい)が時々蟲を銜(くは)へて足もとまで來ては尾を搖しながらついと飛んで行く...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...その丈高い體は急にぐらぐらと搖れて妻の體に折り重つて倒れてしまつた...
南部修太郎 「死の接吻」
...上げ潮に搖られて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夜の空氣を搖すぶります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
原民喜 「書簡」
...個性が搖籃と共に私に贈られた贈物ではなく...
三木清 「人生論ノート」
...白絣の胴を締めた白縮緬の帶の先が搖れつゝあつた...
水野仙子 「夜の浪」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...その眞下に立つ浪の中をゆらり/\と搖れてゆく小さな汽船の姿を想像してごらんなさい...
若山牧水 「樹木とその葉」
...雨に搖られながら咲きしだれてゐるのが見えた...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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