...あわれと思って静(しずか)に……よしんば徐(そっ)と揉まれた処で...
泉鏡花 「歌行燈」
...」隣の亭主は揉み手をしながらお辞儀をした...
薄田泣菫 「茶話」
...死人のようになって人波に揉まれておりました...
田中貢太郎 「尼になった老婆」
...揉みくたになった青い五ルーブリ札(さつ)を見つけたのだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...摺(す)った揉んだのあげく」「離縁になったのかな」「ところが騒ぎの真最中(まっさいちゅう)...
中里介山 「大菩薩峠」
...まもなく揉み消したかと思うと...
中里介山 「大菩薩峠」
...だから揉み療治などと云ってそう無闇と軽蔑すべきものではないだろう...
中谷宇吉郎 「痛みの効用」
...断っても依怙地(いこじ)で帰らないから仕様事なしにお前が弥八の代りに揉んで貰って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...揉みに揉んで馳せ上つて一と月近くも留守...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兩手(りやうて)を揉み合せて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを揉ぎとることを知らなければならぬ...
堀辰雄 「レエモン ラジィゲ」
...痛む脚を日向で揉んでいた老夫人のもとへ...
矢田津世子 「女心拾遺」
...眼ばたきしている間に揉み出されるという...
矢田津世子 「茶粥の記」
...女たちが揉(も)みあい喚きあっていた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...他人のことで気を揉(も)むんじゃないよ」「それはいいけどさ...
山本周五郎 「季節のない街」
...またそれを揉み消すような声を張り上げて迫ってゆく...
横光利一 「旅愁」
...彼方にあって揉みつつまれている様子...
吉川英治 「三国志」
...人々(ひと/″\)はいよ/\氣(き)を揉(も)んで騷(さわ)ぐのでした...
和田萬吉 「竹取物語」
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