...即ち絶対的に掠奪者の意のまゝになる...
伊藤野枝 「嫁泥棒譚」
...諸君自らが掠奪者の仲間入りをして...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...優勝者と名のある掠奪者(りゃくだつしゃ)が大なる敗者(はいしゃ)に対して感ずる一種の恐怖を感ぜざるを得なかった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この侵入者と掠奪者の為に農事の子供は...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...キリストよ! 汝永遠の精力の掠奪者...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...掠奪者よ』かう薄墨(うすずみ)にかいた端書(はがき)が来たとき...
平出修 「計画」
...掠奪者よ』かう薄墨にかいた端書が來たとき...
平出修 「計畫」
...掠奪者を懲らしめてやります...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...私は何んな責も覚ゆることなく忽ち飛鳥の如き掠奪者とこの身を変へることが出来る...
牧野信一 「歌へる日まで」
...被掠奪者に対しては罪を感ずるが...
牧野信一 「川を遡りて」
...たちまち掠奪者の小群が集まり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...女は掠奪者大百貨店の売出(うりだ)しはどの女の心をも誘惑(そそ)る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...大百貨店の閾(しきゐ)を跨(また)ぐ女に掠奪者でない女があらうか...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...掠奪者、この名は怖(おそ)ろしい、しかし、この名に値する生活を実行して愧(は)ぢぬ者は、ああ、世界無数の女ではないか...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...憎むべく、咀(のろ)ふべく、憐(あはれ)むべく、愧(は)づべき女よ、わたし自身よ、女は掠奪者、その遊惰性(いうだせい)と依頼性とのために、父、兄弟、良人(をつと)の力を盗み、可愛(かは)いい我子(わがこ)の肉をさへ食(は)むのである...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...わたしは掠奪者の名から脱(のが)れよう...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...掠奪者が麦畑にひそんでいたが...
和辻哲郎 「鎖国」
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