...「そして綱次さんを掛けるんですか...
泉鏡花 「婦系図」
...外へ出掛ける時には...
薄田泣菫 「茶話」
...廻状の但し書が妙に可笑(おか)しかったからつい出掛ける気になって出席した...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...私が再びオルガンの前に腰を掛けると彼はまた縁側へ廻って来て幾度となく礼を云った...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...暑中休暇には二人連れで三日ばかり箱根(はこね)へ出掛ける...
永井荷風 「ひかげの花」
...わたくしは下谷(したや)浅草の方面へ出掛ける時には必ず思出して公園に入り杖(つえ)を池の縁(ふち)に曳(ひ)く...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...上に掛ける二枚も...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...三千代は平岡の社へ出掛ける世話をしていながら...
夏目漱石 「それから」
...ソオルは手荒く受話器を掛けるや否や部長に張番のことを命じ...
南部修太郎 「死の接吻」
...枯柴(かれしば)に火を掛ける迄だ」平次は註(ちう)を入れます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...敷居の外から聲を掛けると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錢形の親分さん」後ろから聲を掛ける者があります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...苦しさうではないか」彦四郎が聲を掛けると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身振りで銃士に掛けるよう合図をし...
久生十蘭 「魔都」
...もはや写真機を持って出掛ける必要はなくなる...
松永延造 「職工と微笑」
...優しく物を云ひ掛ける...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...若者は舟の傍木へ肩を掛ける...
和辻哲郎 「生きること作ること」
...自分に与えられたあらゆる物象に対して偏執なく愛を投げ掛ける...
和辻哲郎 「享楽人」
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