...机の側へ腰を据えると...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...お大事のもののように据えると...
泉鏡花 「婦系図」
...家では佐太郎の陰膳を据えることを...
伊藤永之介 「押しかけ女房」
...これを据えるといいだろう」と...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...やうやく星城子居を尋ねあてゝ腰を据える...
種田山頭火 「行乞記」
...何か確固たる目標を見据えることもなく...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...今度はお豊を後釜(あとがま)に据える計略(ふんべつ)が肝心だ」「でもあんた...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...唯物論の基石の一つを据えることなのだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...ここが淋しいからと、そこに据える...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...身動きが出来なくて眼を据えると...
豊島与志雄 「月明」
...京都の大徳寺で自分を睨み据えるべき...
中井正一 「美学入門」
...大臼砲を据える土壇をつくるように指示されているが...
久生十蘭 「ひどい煙」
...私はそう腹を据えると...
堀辰雄 「晩夏」
...殿の盃を順次に家臣の前に据えるのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...「どちらから」見据えるように女は言った...
正岡容 「寄席」
...この鳥籠というのは動物園などにあるような土地へ据えるもので...
正岡子規 「病牀苦語」
...グリゴリイ・ダニールウィッチ! よくねえ! 女を前線に据えるなんざ……そういうなあ……ふむ...
宮本百合子 「「インガ」」
...彼はじっと眼を据える...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??