...それを天賦(てんぷ)の不思議な触角で捜し出すのが文芸です...
太宰治 「惜別」
...目的の家を捜し出すのになかなか埒(らち)が明かなかった...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...それを捜し出すためにいろいろの実験を行なう...
寺田寅彦 「科学と文学」
...どんなものの中からでも特別な興味を捜し出すっていうのは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...兄さんを捜し出す必要がある……』しかし...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その相手を捜し出すことにきゅうきゅうとしていて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...足の下から灯が射すところを捜し出すのは...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...何とかして捜し出す工夫はないものだろうか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...髪の毛一本捜し出すことが出来なかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何とか捜し出す工夫もあるだろうから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...駕籠を捜し出すんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やっぱり二本足のある人間の仕業だ」「そいつを捜し出すには...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おれならそう云う奴をどうにかして捜し出す...
フレデリック・ブウテ Frederic Boutet 森鴎外訳 「橋の下」
...そして見失った自分の思考のつながりの絲を相手の顔の中から捜し出すように須永の顔ばかり見ている)……それで?須永 モモコさんは...
三好十郎 「冒した者」
...そうといってああしたことが始終あっては瑕(きず)を捜し出すことの好きな世間はどんな噂(うわさ)を作るかが想像される...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...捜し出すことのほかに仕事がないように見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...やはり辛苦して是から捜し出すの外は無いやうである...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...この江岸一帯の陣容から欠点を捜し出すことはできないでしょう」曹操はことごとくよろこんで...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索