...煙の中にいる姿の見えない人を捕まえるのですから...
豊島与志雄 「お山の爺さん」
...黒人(くろんぼ)を取捕まえると焼き殺してしまうんだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...嵐のような息をついて立ちすくみの体(てい)です――ここで米友は完全に奔馬を取捕まえることの目的を達しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...新三郎はすっかり謎を解いてしまいましたが、たった一つ、「捕まえる時、庭へ縁台を出して釣ったのは、随分危ない仕事ではないか」と訊くと、「ヘエ、何としても確かな証拠がありませんので、千番に一番のつもりでやりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その代り灯(あかり)を消して捕まえるんだ」伴三郎はこんな事を言い出します...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...放火を捕まえるか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夫(そ)れから脇屋を捕まえると同時に家捜(やさが)しをして...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...捕まえる前に奴らがシャレの所へ行けば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...直ぐ捕まえるようにという命令で...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...捕まえることのできた犬を片端から吊るしているんです...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...今貴様のうちにヒョロ長い女がまん丸い男をおぶって逃げ込んだから捕まえに来たんだ」「何だってその夫婦を捕まえるんだ」「その夫婦は奇妙な姿で屋根から屋根へ飛び渡って町中を騒がしたんだ...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...捕まえる腕前はソッチのもの...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...わたし達を悪党として捕まえるなら捕まえてみるがいい...
吉川英治 「大岡越前」
...おれが捕まえる」と...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...逃げようとするからこっちも捕まえる気になるというもの……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...おめえを捕まえるために...
吉川英治 「宮本武蔵」
...自分の力では到底捕まえることはむずかしいが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「しかし強盗を捕まえるのはたいへんいいではありませんか...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
便利!手書き漢字入力検索