例文・使い方一覧でみる「捌」の意味


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...裾のきが青疊に紅の波を打つて...   裾の捌きが青疊に紅の波を打つての読み方
石川啄木 「菊池君」

...綺麗に(さば)いてやろうと思って...   綺麗に捌いてやろうと思っての読み方
泉鏡花 「婦系図」

...世上過ってこれを大岡(おおおかさば)きの中に編入しているのは...   世上過ってこれを大岡捌きの中に編入しているのはの読み方
江見水蔭 「備前天一坊」

...会社の在庫品が一つ(は)けましたので...   会社の在庫品が一つ捌けましたのでの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...大いにこれを広告的に廉価に売りこうと思った...   大いにこれを広告的に廉価に売り捌こうと思ったの読み方
相馬愛蔵 「私の小売商道」

...それで編輯も売も本屋の手を借りずに一切三田文学会でやらうと云ふ話になつたのですが突然籾山書店が現れて万事私の云ふ通にすると云ふ約束をしてくれたのです...   それで編輯も売捌も本屋の手を借りずに一切三田文学会でやらうと云ふ話になつたのですが突然籾山書店が現れて万事私の云ふ通にすると云ふ約束をしてくれたのですの読み方
永井壮吉 「出版屋惣まくり」

...さし当り口(はけくち)はないんだが見るとつい道楽がしたくなる奴さ...   さし当り捌口はないんだが見るとつい道楽がしたくなる奴さの読み方
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」

...この桶屋さんの箍(たがさば)きのどこがそんなに気に入ったのか...   この桶屋さんの箍捌きのどこがそんなに気に入ったのかの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...刻下の事件をありのままに見て常識で(さば)いて行くよりほかに思慮を廻(めぐ)らすのは能(あた)わざるよりもむしろ好まざるところである...   刻下の事件をありのままに見て常識で捌いて行くよりほかに思慮を廻らすのは能わざるよりもむしろ好まざるところであるの読み方
夏目漱石 「琴のそら音」

...その五万をいた年月は三十年にわたっている...   その五万を捌いた年月は三十年にわたっているの読み方
服部之総 「福沢諭吉」

...おれをくことだけはかんべんしてくれ...   おれを捌くことだけはかんべんしてくれの読み方
久生十蘭 「魔都」

...この仕入れに損を蒙(こうむ)りかの売(うりさば)きに益を取り...   この仕入れに損を蒙りかの売捌きに益を取りの読み方
福沢諭吉 「学問のすすめ」

...容易に(さば)けぬと叫ぶようであった...   容易に捌けぬと叫ぶようであったの読み方
本庄陸男 「石狩川」

...だんだん社交になれた人づきよいけた声の調子と態度とをとり戻し...   だんだん社交になれた人づきよい捌けた声の調子と態度とをとり戻しの読み方
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」

...第四十二肥前(ひぜん)飯と申すのは鯛の身を白焼にして細かく(さば)きます...   第四十二肥前飯と申すのは鯛の身を白焼にして細かく捌きますの読み方
村井弦斎 「食道楽」

...例の街頭で売り(さば)くことになっているのであった...   例の街頭で売り捌くことになっているのであったの読み方
室生犀星 「幻影の都市」

...(さば)ききれなくてげっぷの出るほど向うからもちかけて来た...   捌ききれなくてげっぷの出るほど向うからもちかけて来たの読み方
山本周五郎 「五瓣の椿」

...そのことだ」と程よく(さば)く者があって...   そのことだ」と程よく捌く者があっての読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「捌」の読みかた

「捌」の書き方・書き順

いろんなフォントで「捌」

「捌」の英語の意味


ランダム例文:
あまりに   女子商   まるくおさまる  

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