...一日口按排(あんばい)が惡う御座いましてね...
石川啄木 「鳥影」
...あすはいい按排に双十節でないから...
魯迅 井上紅梅訳 「頭髪の故事」
...囲うてあるような按排(あんべえ)で……時々通うて行く姿を...
橘外男 「仁王門」
...やがて表にいるだれかと話しているような按排(あんばい)でございました...
橘外男 「蒲団」
...李克用は筵席(えんせき)を按排(あんばい)して親友や知人を招いていた...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...其解紛按排頗る迅速なり此点より言へば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...おまけにどうかして忘れたところは勝手な想像でいい按排につづけてゆくことに妙を得てるのであつた...
中勘助 「銀の匙」
...それを無理なく按排(あんばい)し順序をつけて考えを進めて行くというのが...
中谷宇吉郎 「科学と文化」
...先生は『神祇論』のような按排に...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...うまい按排(あんばい)につながれている...
夏目漱石 「草枕」
...動かばこそと云ったような按排(あんばい)じゃないか...
夏目漱石 「虞美人草」
...そりゃ好い按排(あんばい)でした...
夏目漱石 「虞美人草」
...あの按排(あんばい)では自殺の一日前でも...
夏目漱石 「坑夫」
...3145毎日毎日そんな按排(あんばい)でございましたの...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...どうして我々のとくになるようにそれらを按排(あんばい)しないのか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...按排されているのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...作品全体が美しくなるように様々に按排配置しながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...幸福と歓喜との源(みなもと)である家政を好く按排(あんばい)する等の為に熟達した機敏を有(も)つて居る事も...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
便利!手書き漢字入力検索