...そういって村の者を勧誘しているそうです」正造は指折り数えて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ここらあたりが気慨もあるし必ず同志として起つだろう」孝八郎は指折り数えてそういい...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...まあ菓子の売上高としては日本でも指折りの方であろう...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...こうして様様に指折りかぞえながら計算してみると...
太宰治 「玩具」
...その娘は村でも指折りの愛嬌者に数えられて...
中里介山 「大菩薩峠」
...指折りの先生だなんて...
中里介山 「大菩薩峠」
...久我家へお願いする日を指折り数えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今では山の手で指折りの店になりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私が招きに応じ民間から入って東京大学の理科大学に奉職したのは指折り数えて見ると...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...併し其善き歌と申すも指折りて數へる程の事に有之候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...併し其善き歌と申すも指折りて数へる程の事に有之候...
正岡子規 「再び歌よみに与ふる書」
...世界指折りの大指揮者のトスカニーニと恋愛して...
三浦環 「お蝶夫人」
...指折り数へてみると...
三好達治 「池のほとりに柿の木あり」
...栄さんは芳古堂でも指折りの腕を持っているでしょう...
山本周五郎 「さぶ」
...「家中では指折りだ...
山本周五郎 「新潮記」
...太橋屋はそのなかでも指折りの店だったが...
山本周五郎 「新潮記」
...やはり会いとうて会いとうて……もう指折りかぞえれば城太郎もことし十八...
吉川英治 「宮本武蔵」
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