例文・使い方一覧でみる「持ち直す」の意味

...なんとか持ち直すようにと... なんとか持ち直すようにとの読み方
海野十三「爆薬の花籠」

...これから身を持ち直すことが出来さうにはない... これから身を持ち直すことが出来さうにはないの読み方
レオ・トルストイ　Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳「パアテル・セルギウス」

...」といって手にした肩掛を持ち直すと... 」といって手にした肩掛を持ち直すとの読み方
永井荷風「ひかげの花」

...「話しはそんなに運んでるんじゃありませんが――寒月さんだって満更（まんざら）嬉しくない事もないでしょう」と土俵際で持ち直す...
夏目漱石「吾輩は猫である」

...僅かに匕首を持ち直すと... 僅かに匕首を持ち直すとの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...僕はまた新たな信念を持ち直す予備はつくつてあります... 僕はまた新たな信念を持ち直す予備はつくつてありますの読み方
牧野信一「創作生活にて」

...お初は、小さな武器を、掌に躍らすようにして、持ち直すと、裾を乱し、緋（あか）いいろをこぼして佇（たたず）んだまま、片肌ぬぎの無造作（むぞうさ）さで、短銃を掴んだ手を、前に出して、片目を押さえて、狙いをつける... お初は、小さな武器を、掌に躍らすようにして、持ち直すと、裾を乱し、緋いいろをこぼして佇んだまま、片肌ぬぎの無造作さで、短銃を掴んだ手を、前に出して、片目を押さえて、狙いをつけるの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...このやうに大きな混乱は到底もとの形にじつくり持ち直すやうなことでは夢にも落つく訳がないから...
三好達治「銀座街頭」

...まもなく鞄を持ち直すと... まもなく鞄を持ち直すとの読み方
山本周五郎「季節のない街」

...左の手に持ち直す... 左の手に持ち直すの読み方
與謝野晶子「晶子詩篇全集」

...小わきへ持ち直すと... 小わきへ持ち直すとの読み方
吉川英治「私本太平記」

...あらためて覚悟を持ち直すほどなこともない... あらためて覚悟を持ち直すほどなこともないの読み方
吉川英治「私本太平記」

...かッ、としたらしく、「おのれッ」と、槍を持ち直すと、その兵は白い穂先をひらめかして、日吉の影へ、突いて行った...
吉川英治「新書太閤記」

...肚を持ち直すのだった... 肚を持ち直すのだったの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...家名を持ち直すことができたわ」と... 家名を持ち直すことができたわ」との読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...不敵な気を持ち直すまでの... 不敵な気を持ち直すまでのの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...何の糸瓜（へちま）でもありあしません」気を持ち直すと江戸者はお先一途（ず）... 何の糸瓜でもありあしません」気を持ち直すと江戸者はお先一途の読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...つかい馴れているらしい真っ黒に艶（つや）の出ている前の槍を持ち直すとその槍を構え... つかい馴れているらしい真っ黒に艶の出ている前の槍を持ち直すとその槍を構えの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

「持ち直す」の読みかた