...おじいちゃんが抱っこしてやろう...
海野十三 「空襲葬送曲」
...おっぱいをやったり、抱っこしたり、それを正子が受け持ったら、たちまち正子っ子になるわよ...
壺井栄 「一つ身の着物」
...お前姉さんに抱っこして……...
徳田秋声 「縮図」
...お父様に抱っこしてごらんなさい...
豊島与志雄 「子を奪う」
...おぶさったり抱っこしたりする力も...
豊島与志雄 「立札」
...よく膝の上に抱っこして子守唄をうたってやりますよ...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...そんな時に私は膝に抱っこしてやるんですがね...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...そして元柳ばしぎわに船をつけてもらうと、抱っこしたまま、いい匂いのものにくるまれて、薬研堀(やげんぼり)の囲いものの家へ投りこまれた...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...抱っこして寝たりしましても...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「玄関ぐらいならね、さあ抱っこして、おおこれは重くなった、大さんまた重くなったぞ」「だいたん重たい、はは、重たいねえ」勝江が背中を薄夜着でくるんだ...
山本周五郎 「つばくろ」
...「いまこれが日本橋から届きましたの」とおくみが云った、「あまりみごとですから、おめにかけるだけでもと思って」「うん、みごとだ」と甲斐は云って、乳母のほうを見、かよに向かって微笑した、「また抱っこか、かよはいつも抱っこだな」かよは誕生を過ぎたばかりであるが、もう達者に歩くことができるし、舌たらずながら、おしゃまな口をきいた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...抱っこね」とかよはとりついてあまえた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...抱っこしよう」「かよさん」とおくみが云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...すぐに抱っこをなすったりしてはいけませんて」「かよは小さいんですもの」とかよはすまして云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...大きい五つですからね」「では抱っこをする五つだな」かよは...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...さいたんは七つでも抱っこをしますからね」とかよは話しをそらした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...妾がチャンと抱っこしていたのに……ええ...
夢野久作 「狂人は笑う」
...お前にこうして抱っこされていてもよ……綱渡りの途中で綱が切れちゃって...
夢野久作 「ココナットの実」
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