...骨が折れることは目に見えている...
海野十三 「暗号数字」
...治める者は骨が折れるが国の進歩はいちじるしい...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...一ばん骨の折れるところから...
太宰治 「乞食学生」
...こまかい骨の折れる境にも努力精進して行つてゐるのではないか...
田山録弥 「三月の創作」
...しかしながらこれは骨の折れる企てである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...このような困難にぶち当たっては復讐の心も折れる者がほとんどだが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...彼女にはたいして骨の折れることではないに違いなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その他の条件を色々変えて見てもどうしても出来ないということを確めるのに大変骨が折れるのである...
中谷宇吉郎 「低温室だより」
...其處を入りかけて右へ折れると...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...萬吉」平次の手は崩折れる曲者の肩へピタリと掛ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「先生も尿の検査にはなかなか骨が折れるとおっしゃるの」彼は妻の口振りから津軽先生の動作まで目に浮ぶようであった...
原民喜 「秋日記」
...そんなに骨の折れる月日を送っていらしって――少しはこの静かな川の縁でお休みになる気にもなれないんでしょうか?』ハーキュリーズは頭をふりました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...まったく骨の折れる仕事でしたから...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...木の枝の折れる音が続けざまに私たちの耳にもはいった...
堀辰雄 「菜穂子」
...独天下(ひとりてんか)で骨の折れる廻船問屋の采配を振り初めたところは立派であったが...
夢野久作 「名娼満月」
...朽木(くちき)の折れるように...
吉川英治 「新書太閤記」
...骨が折れるのは、わしではない、馬だからね」「空樽扱いはひでえな」と、三人、さっそく空樽の間へ割り込んでそれへ乗り込み――「こう見えても、ふところは空じゃねえぜ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...折れるか、折れないか、自分等の作刀(さくとう)を試す会だとは称(い)っているが、その目標が、無名鍛冶の山浦真雄にあることはいう迄もない...
吉川英治 「山浦清麿」
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