...フトした星が附いて取抑えると...
泉鏡花 「婦系図」
...かくして直ちに文学者の生活に移るべく学校生活を嫌悪するの情は漸くまた抑えることが出来なくなって来た...
高浜虚子 「子規居士と余」
...己(じぶん)で己を抑えることができないので...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...そして彼はもう自ら抑えることが出来なかった...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...口を抑える真似(まね)をしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロスを抑えるには白雲に限る...
中里介山 「大菩薩峠」
...顔つきを抑えるためだろうが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...中庸の範囲内で抑えるよりも...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...いつもは感情を抑える侍従だが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...どうにも抑えることの出来ぬ焦立(いらだ)たしさが...
本庄陸男 「石狩川」
...無理無理己れを抑える...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...誰がいったい我々を抑えるであろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...結婚は婦人たちの燃え上るのを抑えるためにあるのだと我々はいうけれど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしを野心へと誘う自然的傾向をあらかじめ抑えることは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おけいはだんだん不安になるのを抑えることができなかった...
山本周五郎 「追いついた夢」
...衝動を抑えるという習慣がなかったのです」「それならその習慣をつけるようにしよう」と隼人が云った...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...無作法なまねをするな」と先生がムキになってその手を抑える...
吉川英治 「江戸三国志」
...折角、秀吉がよい女房に仕立てておるのに、母上がそうお壊(こわ)しなされては」と、慌(あわ)てて、次のことばを、抑えるまねした...
吉川英治 「日本名婦伝」
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