例文・使い方一覧でみる「抑えつける」の意味
スポンサーリンク...胃の中の物が出そうになるのを抑えつけるのに苦心していた... 
芥川龍之介 「上海游記」
...と科学者は意外な発見に興奮して来るのをヤッと冷静に抑えつけることが出来た...
海野十三 「科学者と夜店商人」
...耳許で老人の抑えつけるような声がした...
海野十三 「深夜の市長」
...これも日頃不平を鳴らしている腹の虫を抑えつけるのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...「ウヌ、畜生！ まだ抵抗（てむかい）しやがるか！」と毒蛇（コブラ）と探偵の一人が飛び込んで、女を抑えつける...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...それはこういう人間性を抑えつけるものであった...
津田左右吉 「日本歴史の特性」
...初めて人間的なものを抑えつける超人間的な社会に真に...
戸坂潤 「読書法」
...潰瘍（かいよう）の出血を抑えつけるという療治法を受けつつあった際だから...
夏目漱石 「思い出す事など」
...弥生（やよい）をどんよりと抑えつける...
夏目漱石 「虞美人草」
...自然それを抑えつけるほど強くなって来た事もまた確（たしか）であります...
夏目漱石 「行人」
...その勢で飛び上がるところをまた抑えつける...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...発破を抑えつけるなんて訳に行くものではない――岩鼻火薬製造所製の桜印ダイナマイト...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...できるかぎり厳しく抑えつけることが...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...季節の過ぎたのも知らず懸命にそれを抑えつける...
本庄陸男 「石狩川」
...何となく抑えつける余地でもあるように...
宮本百合子 「公のことと私のこと」
...云いたいことを抑えつけるような...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...どういう意味かを訊いているんだ」太宰は苛だたしさを抑えつけるような調子で問い詰めた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...眼をもって抑えつけるように云い重（かさ）ねた...
吉川英治 「新書太閤記」
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