...」と道の前後を(みまわ)して、苦笑いをしつつ、一寸(ちょっと)頭を掻いたは、扨(さて)は、我が挙動(ふるまい)を、と思ったろう...
泉鏡花 「浮舟」
...扨て段々運んで、最後には渡りゼリフと成り『イデヤ祝して出立なさん』と五人引張りの見得...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...萬一どうかした事で契約でも出來たら扨てどうしてよいのだか困つた事だと思ひ乍ら歩いて居たので...
高濱虚子 「俳諧師」
...扨は瀧口殿が事思ひ給うての事か...
高山樗牛 「瀧口入道」
...扨是等の石器は如何(いか)にして造(つく)られしやと云ふに...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...扨此合作色紙は、希望者が多くて分配に困つた結果、誰れやらの發案で、校友會で一枚五十錢宛に賣る事にし、色紙代を差引いた其利益は、校友會が最も有意義に使はうといふ事になつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...扨愈々十五日を期して先づ名古屋で發表する事に致しましたが東京...
豊田喜一郎 「乘用車發表に際して」
...扨、芸術家は名辞以前の世界に呼吸してゐればよいとして、「生活」は絶えず彼に向つて「怠け者」よといふ声を放つと考へることが出来るが、その声が耳に入らない程名辞以前の世界で彼独特の心的作業が営まれつつあるその濃度に比例してやがて生ずる作品は客観的存在物たるを得る...
中原中也 「芸術論覚え書」
...扨(さて)こそ彌々(いよ/\)學士(がくし)の外妾(かこい)か...
樋口一葉 「經つくゑ」
...扨(さて)寺島(てらしま)の身の上は如何(どう)だと云うに...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...夫(そ)れは扨(さて)置き...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...扨(さて)慶喜(けいき)さんが京都から江戸に帰(かえっ)て来たと云(い)うその時には...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...扨(さて)はと心に悟(さと)る所あり...
福田英子 「母となる」
...扨人間は右の如く慾あるものなるに若しそを少しにても押へて発せざらしめば...
正岡子規 「読書弁」
...扨其島伯州會見郡濱野曰三柳村より隱岐の後島え三十五六里あり...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...扨鳶魚先生が言れた通り...
南方熊楠 「女順禮」
...旅費を工面して二人を旅立たせた……というのであるが何が扨(さて)...
夢野久作 「近世快人伝」
...「……扨(さて)はおのれッ……」昌秋の血相が火のように一変した...
夢野久作 「名君忠之」
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