...現在の書記長商売の手始めで...
日本経済新聞社 「私の履歴書」
...まず三十日の雲龍寺を手始めに...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...今日のところではいまだ研究の手始めだけで...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...手始めに女史の許(ところ)に頼みに来たわけなのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...それの手始めには...
寺田寅彦 「家庭の人へ」
...そうしてこれを手始めに『諸国咄(しょこくばなし)』『桜陰比事(おういんひじ)』『胸算用(むねさんよう)』『織留(おりとめ)』とだんだんに読んで行くうちに...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...これが手始めでそれからは取るは取るは...
寺田寅彦 「鴫つき」
...そしてまず手始めに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...余(五)が其錯簡を疑つたことが手始めで...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...この発見を手始めに...
中島敦 「文字禍」
...それで手始めとして...
中谷宇吉郎 「大雪山二題」
...その手始めに和泉屋と石崎屋敷に忍び込み...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手始めに獺を集めて剖刀を試されたら如何」というたが...
久生十蘭 「玉取物語」
...まず手始めにその方の療治を始めなくてはならないわね...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...ならばその手始めに海龍王をなだめるため人柱を立てるのであれば...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...冒険の手始めとしては随分変なものだなと...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...軈(やが)て来る冬の仕事の手始めとして...
横光利一 「南北」
...「ご奉公の手始めに...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索