...野郎が有難い事を云ったってかんかん虫手合いは鼾をかくばかりで全然(からっきし)補足(たし)になら無えってんで...
有島武郎 「かんかん虫」
...己ら手合いは人間様の様に智慧がありあまんじゃ無えから...
有島武郎 「かんかん虫」
...寂然(ひっそり)して溢れる計り坐ったり立ったりして居るのが皆んなかんかん虫の手合いである...
有島武郎 「かんかん虫」
...若い手合いのいさくさなどに目は及ばない...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...随喜渇仰(ずいきかつごう)の涙を零(こぼ)すという手合いだ...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...大体こういう手合いにしばらく会わなかったせいもあろうか...
高見順 「いやな感じ」
...こういう手合いには充分慣れ切っていることであったから...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...それが果してあの手合いの求めるものでしょうか? 奴らにそんなのを見せたところで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...ブルルル! (行きかける)才子とか才物とかいった手合いは...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...少しは利口で骨のある手合いは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...こんな手合いは癇癪(かんしゃく)もちですからなあ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...――もういいかげんこの手合いの小言にいじめつけられて...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...夜の目も寝ない手合いさえある...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...もう一方の手合いといえば...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...顔を見たこともない手合いの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...いっこう平気でビクビクしない手合いもあるにはあったが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...眼に一丁字なき手合いに至るまで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あの手合いにゃ自分自身の功名や手柄だけしか有りはしない...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
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