例文・使い方一覧でみる「手ざわり」の意味
スポンサーリンク...現に年をとったバッグの皿は若いチャックの皿などとは全然手ざわりも違うのです... 
芥川龍之介 「河童」
...うつむいて手ざわりのいい絹物をなで回している叔母を見おろした...
有島武郎 「或る女」
...葉子は鋸屑（おがくず）を塗りこめてざらざらと手ざわりのいやな壁をなでて進みながらようやく事務室の戸の前に来て...
有島武郎 「或る女」
...鶏のように相手の頸の骨が折れてしまった手ざわりを意識しながら...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...蒲団にしては少し手ざわりが堅い...
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子 「青い風呂敷包み」
...「手ざわり」だとか「肌ざわり」だとか...
高神覚昇 「般若心経講義」
...つくときの手ざわりがよく...
高見順 「いやな感じ」
...「緑色の羅紗（らしゃ）」の手ざわりは一生峻拒（しゅんきょ）出来ない魅惑なのだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...そうして手ざわりがしなやかであり...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...かんのよいめくらにはおおよそ手ざわりで分るものでござりまして...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...手ざわりからすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...柔かい本の手ざわり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...匂おわしい手ざわり...
林芙美子 「放浪記（初出）」
...すこし手ざわりの荒い...
久生十蘭 「キャラコさん」
...その形を撫でてみて毛の手ざわりなどで...
宮城道雄 「触覚について」
...何物にもたとえ様のない愛の手ざわりと...
宮本百合子 「悲しめる心」
...その手ざわりと音色とはいかがですか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...七年前には弾力のある肉が分厚かったその腰骨の手ざわりに...
山川方夫 「愛のごとく」
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