...彼女はその車の所有主です...
...私たちはその土地の所有主になりました...
...父親が家の所有主でした...
...会社の株式の所有主は誰ですか?...
...彼は自分自身の人生の所有主になるために努力しています...
...その時はまた所有主がないから食べるに困つて同様なことをするだらうと云ふ理屈の成り立つことに氏はお気がつかないのであらうか...
伊藤野枝 「貞操に就いての雑感」
...以上述べたごとき例はいずれも所有主自身の直接の用に供するためか...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...水先案内となり船長となり、所有主となり、保険業者となる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...所有主の損と國家の損で終るのでございまするが...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...所有主右に同じ...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...私はこの粗忽を、大に陳謝したが、しかしこの珍本たるや、この所有主には、はなはだ貴重なものであったと見えて、その老人は憤然として、自分に罵詈の言葉を投げかけて、踵を返して立ち去った...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...加留多と書いた傘の所有主(もちぬし)を注意した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...かの鋭どい声の所有主は縮緬(ちりめん)の二枚重ねを畳へ擦(す)り付けながら這入(はい)って来る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その所有主の名は刻さる...
西村陽吉 「遥かなる憧憬」
...彼の所有主は医師に銀2シェルを渡す...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...家の所有主は各特別の利害関係を有する...
穂積陳重 「法窓夜話」
...かなり的確な解剖学的知識の所有主であり...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...その家は所有主が変ったらしく...
牧逸馬 「土から手が」
...どうやらわたしがこの家の最後の所有主・これに手を加え得る最後の人・なのではないかと考えると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それぞれ所有主(もちぬし)の木札が附いている奴へ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...呉服橋劇場の所有主...
夢野久作 「二重心臓」
...海峽で見つけた所有主の知れぬ漂流船から出來たのであつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...所有主はお前だ、あれを抱いて、早くお屋敷を出て行け! けがらわしいやつッ」と、肩を蹴った...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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