...さも我が意を得たとばかりにニコニコして...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...早晩これを発表されるということを聞いて大いに我が意を得たるものであると喜びに堪えぬ...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...青嵐は我が意を得たりとばかり受取って(この浪人の名を暫く仮りに青嵐と呼んで置く)...
中里介山 「大菩薩峠」
...我が意を得たりとばかり...
中里介山 「大菩薩峠」
...おばさんは我が意を得たりとばかりに...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...大いに我が意を得たりと思ったね...
中谷宇吉郎 「続先生を囲る話」
...願はくはそれを我が意の如く成さしめ給へ...
長與善郎 「青銅の基督」
...大谷千尋は捕まる筈は無い」島幾太郎は我が意を得たりとばかり...
野村胡堂 「青い眼鏡」
...我が意を得たりといったように莞爾(にっこり)とするのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この通りだ」万七は我が意を得たる顔です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この通りだ」萬七は我が意を得たる顏です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...我が意氣地なさに比べてお蘭さまはどれほど強き心を持てば彼の樣に平氣に落つきて...
一葉 「暗夜」
...我が意を得たりというふうに...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...所長はさも我が意を得たりと言わんばかりの面持で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...我が言葉をもって我が意を達するに足らず...
福沢諭吉 「学校の説」
...我が意を得ている)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(b)アルキュタスの意見はすこぶる我が意を得ている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...久慈は我が意を得たという風に眼を輝かせた...
横光利一 「旅愁」
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