...孤(こ)を養い寡(か)を慰め...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...』ハバトフは慰(なぐさ)め顔(がお)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...結句芸になりて人の心の慰みなる...
相馬御風 「実物と模型」
...是は無論(むろん)一時の慰めの言葉だろうけれど...
徳永保之助 「洪水のように」
...いろいろに村の人は兄妹を慰めました...
夢野久作 「ルルとミミ」
...慰さめられる人は...
夏目漱石 「虞美人草」
...もう少し立てば都合がつくだろうと慰めた安之助の言葉を信じて...
夏目漱石 「門」
...慰藉されなくても寒月君は無論話をつづけるつもりである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何時(いつ)でもソクラテスと基督(キリスト)の死方に心を慰むることが多い...
新渡戸稲造 「「死」の問題に対して」
...平次は慰めの言葉を遺して店へ廻ってみると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何も云わず云われずに慰められたいような気持ちのする事もないではなかった...
堀辰雄 「菜穂子」
...あしたの夜も同じ時刻に帰って来るという希望をいだいて自ら慰めていた...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...浮世の淋しさを慰められるための同棲者を求めるやうなつもりだつた...
正宗白鳥 「假面」
...又我が死を慰むることも出來ると稱讃したのである...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...互いに慰められつ慰めつ日々を送ったにちがいない...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...久しぶりの良人を慰めようか...
吉川英治 「大岡越前」
...女の憂鬱を慰める責任も感じないように...
吉川英治 「治郎吉格子」
...又十郎ごときはせいぜいお慰みには手頃な芸を持っておりますゆえ...
吉川英治 「柳生月影抄」
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