...彼女の素晴らしい歌声に感得した...
...試験に合格した瞬間、感得がこみ上げた...
...彼が語る言葉の奥深さに感得しました...
...彼の優しさに感得し、涙がこぼれた...
...スピーチの内容に感得しながら聴衆が沸き起こった...
...描写された自然の美をいきなり感得した素質の一部分は...
石川欣一 「山を思う」
...その内容が科学であると同時に芸術であることを感得するであろう...
寺田寅彦 「科学と文学」
...こうした社会的存在に政治的階級的な本質を感得しないということは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...彼はこれまでにない繊細な官能で感得した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大なる精神力を感得して...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そこで何を感得して戻ってくるか...
豊島与志雄 「風俗時評」
...灰が降っていることをも感得しているはずながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...人を見たら猫食いと思えとは吾輩も多々良君の御蔭によって始めて感得した真理である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...脈々たる連絡の存してゐることを感得するのであらう...
濱田耕作 「埃及雜記」
...雑音から街の地理を感得するように...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...彼れが現實に感得するところとはならなかつた...
正宗白鳥 「見て過ぎた女」
...その児(こ)の幼穉(ようち)にして感得の力もっとも盛(さかん)なるときにあたり...
箕作秋坪 「教育談」
...そして集めた詩を一つ一つ音読して高い昂奮と眼に光を注ぎ込まれたやうな偉大とを感得した...
室生犀星 「愛の詩集」
...彼の情趣をことごとく感得する人はきわめて少ないが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...百聞よりも一見の感得の確実さが喜ばれ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...はッきりとした曙光(しょこう)を感得し...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ありのままに感得した美を描いて...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
...子供の価値感がそれを直接に感得したのであろうか...
和辻哲郎 「茸狩り」
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