...「何を愚図愚図(ぐづぐづ)してゐるんだえ? ほんたうにお前位...
芥川龍之介 「アグニの神」
...君江はそれを愚図愚図(ぐずぐず)云ったものだから...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...こんなところに愚図愚図していてこの上変な噂をたてられるのを嫌い...
海野十三 「深夜の市長」
...……愚図愚図していると素裸にして...
海野十三 「深夜の市長」
...いまは愚図愚図している場合ではない...
海野十三 「流線間諜」
...愚図愚図している場合ではありません」真犯人「恒川さん...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...――だが愚図愚図してはいられない...
大阪圭吉 「三狂人」
...永いこと玄関にしゃがんで愚図愚図(ぐずぐず)している必要がない...
太宰治 「服装に就いて」
...このまま愚図愚図してるのは...
豊島与志雄 「変な男」
...何を愚図愚図」と...
直木三十五 「南国太平記」
...「愚図愚図云わんと...
直木三十五 「南国太平記」
...ちょっとでも愚図愚図していたら黒鯛にとられてしまうので...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...若旦那が死んで半歳も愚図愚図しているはずはない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...愚図愚図しておられないので...
松本泰 「日蔭の街」
...「トテモ追出しゃあしめえと思ったが……この塩梅(あんばい)では愚図愚図しちゃいられねえぞ」と独りでうなずきながら立去る場面(ところ)であった...
夢野久作 「二重心臓」
...「もうこうなれば愚図愚図してはおれぬわい」小六は血刀を納めて...
吉川英治 「剣難女難」
...愚図愚図していられなくなったのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...体をこしらえろ」「愚図愚図していると...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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