例文・使い方一覧でみる「意外と」の意味

...意外とも意外、その芝草の上に立っていたのは誰あろう、いま都下第一の人気もの、竜宮劇場のプリ・マドンナ、赤星ジュリアその人だったからである...
海野十三「恐怖の口笛」

...どうしたんです！」意外とも意外... どうしたんです！」意外とも意外の読み方
海野十三「人造人間エフ氏」

...ご夫婦なのに」意外というより軽蔑の語調だったが... ご夫婦なのに」意外というより軽蔑の語調だったがの読み方
高見順「いやな感じ」

...実にかの演戯者たる愛国義胆の維新改革先達もまた意外となしたるや必せり...
徳富蘇峰「将来の日本」

...医者自身が意外とするほどの好経過をたどっているらしく... 医者自身が意外とするほどの好経過をたどっているらしくの読み方
外村繁「澪標」

...彼のまったく意外とするところだった... 彼のまったく意外とするところだったの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...むしろ意外としていたくらいのものでありました... むしろ意外としていたくらいのものでありましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...二十三同居人とは言いながら、離れた本館の方に在（あ）って、常にお銀様のために、工事と計画の参謀と、その監督に当っている人ですから、突然こうしてここへ来ようとは思っていなかったのですから、意外というのは、ただそれだけなのです... 二十三同居人とは言いながら、離れた本館の方に在って、常にお銀様のために、工事と計画の参謀と、その監督に当っている人ですから、突然こうしてここへ来ようとは思っていなかったのですから、意外というのは、ただそれだけなのですの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...彼らは私たちが来たのを意外としたらしく... 彼らは私たちが来たのを意外としたらしくの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...「ずいぶん突飛（とっぴ）な奴（やつ）だな」突飛という性格が彼の家伝にないだけ彼の批評には意外という観念が含まれていた... 「ずいぶん突飛な奴だな」突飛という性格が彼の家伝にないだけ彼の批評には意外という観念が含まれていたの読み方
夏目漱石「明暗」

...何人（なんぴと）も意外としないものはあるまい... 何人も意外としないものはあるまいの読み方
新渡戸稲造「自警録」

...涌谷さまも意外とは思っておられぬようだ... 涌谷さまも意外とは思っておられぬようだの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...意外とは思わなかつた... 意外とは思わなかつたの読み方
ジャック・ロンドン　Jack London 山本政喜訳「荒野の呼び声」

...真に意外と思われる出来事で... 真に意外と思われる出来事での読み方
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...意外とはしなかった... 意外とはしなかったの読み方
吉川英治「大谷刑部」

...意外とせざるを得なかった... 意外とせざるを得なかったの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...意外とはしなかった... 意外とはしなかったの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...意外とに打たれて... 意外とに打たれての読み方
吉川英治「新書太閤記」

「意外と」の読みかた

「意外と」の書き方・書き順