...そのレストランは、料理の「情趣」が素晴らしいです...
...彼女の書く小説には、独特な「情趣」が感じられました...
...この芸術展は、東洋文化の「情趣」が詰まっていてとても興味深いです...
...駅前には「情趣」のあるカフェがあります...
...彼の絵は、「情趣」に溢れていると思います...
...今日の其中庵はそのまゝの風景情趣であつた...
種田山頭火 「其中日記」
...都会的情趣に浸りながら早くから寝に就(つ)いた...
近松秋江 「狂乱」
...画布の情趣であり...
中井正一 「絵画の不安」
...言葉――ヴントのいう意味の Greifen in die Ferne の意味において――の最も深い情趣でなければならない...
中井正一 「芸術の人間学的考察」
...しかしその個人は新しき社会的集団的情趣を通さずには...
中井正一 「物理的集団的性格」
...その関連(ツーザンメンハング)の情趣を味わうのである...
中井正一 「レンズとフィルム」
...かくの如きパストラルの情趣は日本に帰って来た後に至っても...
永井荷風 「向嶋」
...折角のかうした情趣を充分に生かして居ない...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...欧風の若い詩とも情趣に共通するものがあるからである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...即ち俳人のいわゆる「俳味」とは別の情趣に属し...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...情趣の温かいものである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...意味が情趣のある気分によって語られているから...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...気分的な情趣となっている態度を言うのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...いかにも鴎外が愛した女の子らしい情趣と観察...
宮本百合子 「鴎外・漱石・藤村など」
...支那の詩にでもありそうな情趣です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ここではどの虫も耳のそばへとまって鳴くような風変わりな情趣だと源氏が思うのも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この情趣に大将の心はいっそう惹(ひ)かれて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかし氏はその内から一の情趣をつかんだ...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
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