...彼は悪漢めいた笑みを浮かべた...   
...悪漢が玄関から押し入ってきた...   
...最後に悪漢を倒したのは誰だったっけ?...   
...悪漢が住む巣窟を摘発する計画が立てられた...   
...悪漢と手を組むつもりはありません...   
...あんな悪漢と、悪霊との巣窟に犯人を収容して、いかにして、その改善を期待することが能(で)きよう! 犯罪人とて、必ずしも悪人とは限らない...   
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」 
...すんでのことで悪漢(わるもの)が誘拐(かどわか)そうとした...   
泉鏡花  「活人形」 
...悪漢(あっかん)だらけの一九四八年の東京なんかに戻りたいと誰も思わないだろう...   
海野十三  「海底都市」 
...恐らく数人の悪漢が忍び込んで...   
江戸川乱歩  「黄金仮面」 
...エリザベスのやったことは「ただ単に悪漢ラレイのごきげんとりにすぎなかったのである...   
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」 
...*世に所謂悪漢と見做されてゐる人でも...   
相馬御風  「実物と模型」 
...「だ……だ……大悪漢は...   
橘外男  「グリュックスブルグ王室異聞」 
...公園の附近に網を張って壮(わか)い女を覘(ねら)っているこの悪漢は...   
田中貢太郎  「女の首」 
...その二十七八の頃には三之助(親父の名)は村の為めに不利な事ばかり企らんでならぬ故いつそ筵(こも)に巻いて千曲川(ちくまがは)に流して了はうではないかと故老の間に相談されたほどの悪漢であつたといふ事である...   
田山花袋  「重右衛門の最後」 
...「市俄古(シカゴ)での最も恐るべき悪漢」と...   
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」 
...捕虜をとらえていた悪漢はその手を離した...   
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」 
...悪漢共にその本来の言葉を話さした時...   
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」 
...大佐がかかる悪漢に救われた不幸について...   
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」 
...私はさも悪漢らしい微笑をつくつてみせたことを思ひ出す...   
中原中也  「我が生活」 
...この悪漢どもは、ほかの船員たちを引き入れ、みんなして船を横取りして、船長の私をとじこめてしまおうと、こっそり計画していたのです...   
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」 
...港の悪漢がさせたんですよ」「大きに...   
火野葦平  「花と龍」 
...悪漢(わるもの)が宝蔵に忍び入(いっ)たようだ...   
福澤諭吉  「福翁自伝」 
...その時私はその見知らぬ悪漢に軽い親し味を感じたりした...   
牧野信一  「秋・二日の話」 
便利!手書き漢字入力検索