...どうか悪しからず御諒察を願います...
寺田寅彦 「書簡(※[#ローマ数字2、1-13-22])」
...どうぞ悪しからずね...
徳田秋声 「足迹」
...今晩のところはどうぞ悪しからず御免下さいまし...
中里介山 「大菩薩峠」
...悪しからず御推読ねがいます...
蜷川新 「天皇」
...どうぞ悪しからず...
野村胡堂 「死の舞踏」
...専断ながらわれわれ三人で一応右のように決定致しましたから何卒悪しからず御諒承下さると共に御意見御もらし願います...
野呂栄太郎 「平野義太郎宛書簡」
...ごたごたしておりましておもてなしが出来ませんが悪しからず...
久生十蘭 「だいこん」
...とにかくここへ放棄するから悪しからず」というと...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...俺も上京して応援したいんだけれども知つての通りの境遇だから悪しからず思つてくれ...
平出修 「逆徒」
...唐時代はたるみも少くまたたるみても悪しからず...
正岡子規 「俳諧大要」
...悪しからず太守へお伝えねがいたいと...
吉川英治 「三国志」
...悪しからず」玄徳は...
吉川英治 「三国志」
...四名の罪状は明白なので、宮方のご名誉のためにも、これを不問には付しかねる、悪しからず、と断わったのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...悪しからず……」「や...
吉川英治 「新書太閤記」
...帰越のうえは悪しからず伝えておくりゃれ」語品が高い...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし、その遑(いとま)なき非常の途次でござれば、悪しからず、ゆるされたい」「非常の途次とは」「非常と申すからには、合戦でござる...
吉川英治 「新書太閤記」
...悪しからず思召しくだされい』『さようか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「御前へ悪しからず...
吉川英治 「柳生月影抄」
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