...此時わしは僧院長(アベ)セラピオンの忠告もわしの服してゐる神聖な職務も悉く忘れてしまつた...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...荒涼たる自然の中に在つて新鮮に緊張せる情調も――悉く羨ましからぬものはない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...其思想は全世界の圧制者を悉く戦慄せしめた...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...其身の皮悉くに風に吹拆(フキサカ)えし故に...
高木敏雄 「比較神話学」
...百年経(た)ったならば悉(ことごと)く死滅する人々である...
高浜虚子 「俳句への道」
...悉く頸から上の狭い堅い圓い部分―――脳髄へ充満して来て...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...最早(もう)悉皆(すっかり)緑(みどり)になった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...月なき今宵色ねびし窓帷(ぎぬ)の吐息する此の古城なる図書室の中央の遠き異国の材もて組める残忍の相ある堅き牀机にありし日よりの凝固せる大気の重圧に生得(しやうとく)の歪(ひづみ)悉皆消散せる一片の此の肉体を枯坐せしめ勇猛(ゆうみやう)なく效(かひ)なき修道なれどなほそが為に日頃捨離せる真夜中の休息を貪りて...
富永太郎 「深夜の道士」
...悉く相一致して氏を助くるの態度を示したりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大となく小となく悉皆(しっかい)急ならざるはなしといえども...
福沢諭吉 「学者安心論」
...その時こそは吾々は今迄の憂さを悉く清算して...
牧野信一 「女に臆病な男」
...眼に触れるものが悉く疳癪にさわりました...
牧野信一 「美智子と歯痛」
...悉(こどごと)くこれを保護しかつ後進を養成せんとする目的をも有せらるると聞くのは甚だ頼もしいことに思はれる...
正岡子規 「病牀六尺」
...下痢症のものは悉(ことごと)く上陸させるというので同行者中にも一人上った者があった...
正岡子規 「病」
...彼の脳髄が如何計(いかばか)り数学的なるやは彼の書きしものが悉(こと/″\)く条理整然として恰も幾何学の答式を見るが如くなるに因(よ)りて知らる...
山路愛山 「明治文学史」
......
横瀬夜雨 「天狗塚」
...一瞬悉(ことごと)く同じ思いに囚(とら)われたのではなかろうか...
吉川英治 「新書太閤記」
...昨夜来の不快をも悉く忘れ果て...
若山牧水 「渓をおもふ」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
- テニス選手の錦織圭さん: 全豪オープン予選で状態上がらず棄権 🤕
- 野球選手の大谷翔平さん: 2025年の副収入が世界1位🏆
- 歌手の松田ゆう姫さん: 松田優作さんの長女でミュージシャン、自身のSNSで結婚を発表した。 💍
