...この認識を誇るべきにせよ、恥ずべきにせよ、私はごまかしておくことが出来ない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...(恥ずべきことに非ず...
太宰治 「碧眼托鉢」
...たしかに、恥ずべき、欠陥である...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...遺産相続という恥ずべき...
谷譲次 「踊る地平線」
...分らない事を分ったような顔をするほど恥ずべき事はない...
寺田寅彦 「雑感」
...何よりも恥ずべきことなんですよ! それに何もかも馬鹿げきったことばかりだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...少くとも恥ずべき行為であることを知っている...
外村繁 「澪標」
...私は先刻あのような恥ずべきことを期待したのか...
外村繁 「澪標」
...つまり私の恥ずべき期待は満されたわけである...
外村繁 「澪標」
...一種の恥ずべき自涜(じとく)行為のうちに消費されていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...実際恥ずべきことだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...恥ずべき感情としてみずからしりぞけていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人を卑小ならしむる情は皆恥ずべきかな...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これに反し僕が彼に対する態度は実に恥ずべきものがあった...
新渡戸稲造 「自警録」
...死人が多いほど収入のある僧侶などは最も恥ずべき職業だという寸法になる...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...光陰矢のごとく空しく過ぎ、秋風淅々(せきせき)として落葉の時節となり、半死の老翁となッた今日、はるかに昔日を思い出(いだ)せば、恥ずべきこと、悲しむべきこと、ほとんど数うるに暇(いとま)がない...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...しかも大部分の窯は恥ずべき品物を無遠慮に送り出しているのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...みずから恥ずべきだと思った...
吉川英治 「新書太閤記」
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