...寧ろ恥ずべきことの如くにも思はれる...
丘浅次郎 「落第と退校」
...自己の可能性にはほとんど注意しないことは恥ずべきことである...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...俺はすこしもそれを恥ずべき醜行とは考えなかった...
高見順 「いやな感じ」
...俺にとってこの恥ずべき愚行――愚行なんて言葉ですまされるものではないが...
高見順 「いやな感じ」
...遺産相続という恥ずべき...
谷譲次 「踊る地平線」
...分らない事を分ったような顔をするほど恥ずべき事はない...
寺田寅彦 「雑感」
...私は先刻あのような恥ずべきことを期待したのか...
外村繁 「澪標」
...というのは、老人は犬に労働させるのは犬の本性に反していて、恥ずべき行為だ、と考えていたからです...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...このまたと類のない恥ずべき不幸を...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...人間にとって恥ずべき動物的状態と見なすようにしなければならぬ...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...これはまさしく恥ずべきことである...
新渡戸稲造 「自警録」
...士君子の恥ずべきことだと信じて居りますが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...どんな陋劣(ろうれつ)な恥ずべき行(おこない)をしたか...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...あんたはむろんこの恥ずべき職務怠慢のためにこの場ですぐ解雇です...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...男子の恥ずべきことにあらずや...
福沢諭吉 「中津留別の書」
...――その治療法は恥ずべきものとされていた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...孔子の学徒においてはかかる問題を取り上げることが恥ずべきことであったのである...
和辻哲郎 「孔子」
...それならば彼は世間の手前そういう家に住むのを恥ずべきである...
和辻哲郎 「藤村の個性」
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