...いまにも権現堂の堤が絶れると東京全市が水浸しになるとて戦々恟々としてゐたその神田の家の...
正岡容 「浅草燈籠」
...やがて恟(ぎょ)っとしたように...
吉川英治 「上杉謙信」
...恟々(きょうきょう)として...
吉川英治 「大岡越前」
...三人とも恟(ぎょ)ッとしたように浮腰を立てかけると...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...秀吉も内心常に恟々(きょうきょう)としておる厄介な家人だ...
吉川英治 「黒田如水」
...いま帰るのか」恟(ぎょ)っとして...
吉川英治 「黒田如水」
...恟々(きょうきょう)とただ守りあるのみだ」旌旗(せいき)...
吉川英治 「三国志」
...新田勢は立ち恟(すく)み...
吉川英治 「私本太平記」
...また恟々(きょうきょう)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...詮議の苛烈(かれつ)を予想して恟々(きょうきょう)としていたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...人心恟々(きょうきょう)としており申すが...
吉川英治 「新書太閤記」
...無用恟々(きょうきょう)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...機嫌を損ねた将軍家の顔いろに恟々(おどおど)しながら御風呂女中が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...恟々(きょうきょう)たる警戒ぶりが見えるが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...恟々(きょうきょう)と暮も正月もない有様だった...
吉川英治 「平の将門」
...恟々(おどおど)していた...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...はッと恟(すく)んだ途端に...
吉川英治 「山浦清麿」
...恟(ぎょ)ッと竦(すく)んでしまった...
吉川英治 「夕顔の門」
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