...されば戦々恟々(せんせんきょうきょう)...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...どんな人であろうか? ――恟々(おどおど)と胸の縮まるうちにも想像してひかえていた...
吉川英治 「大谷刑部」
...もつと恟々としたものがあつたであらう...
吉川英治 「折々の記」
...三人とも恟(ぎょ)ッとしたように浮腰を立てかけると...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...恟(ぎょ)っとして...
吉川英治 「魚紋」
...恟(ぎょ)ッとした様子だったが...
吉川英治 「剣難女難」
...「…………」彼は恟(ぎょ)っとして身を退(ひ)いた...
吉川英治 「剣難女難」
...恟々(きょうきょう)とただ守りあるのみだ」旌旗(せいき)...
吉川英治 「三国志」
...新田勢は立ち恟(すく)み...
吉川英治 「私本太平記」
...きもを恟(すく)めた...
吉川英治 「私本太平記」
...ひとり密(ひそ)かに恟々(きょうきょう)と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ようやく恟々(おどおど)と打ちあけだした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...どこか小心恟々(きょうきょう)として平石のぐるりを何度も大股にめぐり出した...
吉川英治 「新・水滸伝」
...思わず馬列を恟(すく)み立てて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...機嫌を損ねた将軍家の顔いろに恟々(おどおど)しながら御風呂女中が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...恟々(きょうきょう)たる守りの兵が...
吉川英治 「平の将門」
...恟(すく)んだまま...
吉川英治 「夕顔の門」
...そこに立ち恟(すく)んでいた...
吉川英治 「夕顔の門」
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